1992年のオリンピック開催で一気に知名度をあげたバルセロナ。今では行きたい旅行先として上位に占めている絶大な人気を誇る観光地です。
バルセロナの特徴として挙げられるのは自主独立なカタルーニャ気質です。外国の異なる文化を広く受け入れ、調和させつつ、独創的で斬新なデザインを生み出す。異文化と新旧を融合する気風が、ガウディやミロといった異才を生み出す要因となったと言われている。
街いっぱいに広がる芸術品の数々、パエリアやピンチョスを楽しめるバルなどバルセロナには魅力がいっぱいです。
そんな魅力いっぱいの「バルセロナ(Barcelona)」についてご紹介します。
目次
バルセロナ気候
日本と同じように四季があり、似た気候になります。年間を通じて比較的温暖な気候です。
ベストシーズンは、4～5月、もしくは9月頃です。
春にはイースターの催しがあり、4月23日には「サン・ジョルディの日」を祝う伝統行事があります。9月にはバルセロナ最大のお祭り「メルセ祭り」が行われます。またこのシーズンは日も長く、観光の時間もたっぷりとれるのでおすすめです。
時差：-8時間（サマータイム期間：3月31日～10月27日は-7時間）
バルセロナへの行き方
日本からバルセロナまでは現在直行便は就航していません。日本からの直行便が運航しているマドリードや、ヨーロッパ内都市で乗り継ぐ必要があります。また近隣国から国際列車も運行しています。
日本からバルセロナまでの所要時間は約14～18時間となります。
主な経由地はマドリード、ドバイ、ヘルシンキ、北京です。
バルセロナ観光スポット
・グエル公園(Parc Guell)
グエル伯爵が、ガウディと共にブルジョワ階級向けの庭園住宅として建設していたものです。まるでおとぎ話に出てくるような可愛らしい建物やモニュメントがたくさんあるので女性の方に特に人気です。
詳細は以下の記事に記載しています。
・シウタデラ公園(Parc de la Ciutadella)
バルセロナ市民の憩いの場として知られる公園。広大な公園の中には温室や凱旋門、トレヴィの泉に影響を受けた噴水などがあります。日中は観光するべきところが沢山あるので夜に行きましたが雰囲気がよくデートするならおすすめです。
・サグラダファミリア(Sagrada Familia)
スペインで人気No.1の観光スポットです。世界遺産に認定されていますが、まだ未完の作品です。完成までは300年ほどかかると言われていますが3Dプリンタなどの登場で完成が2026年にまで工期が短縮されました。
詳細は以下の記事に記載しています。
・カサミラ(Casa Mila)
地中海をイメージした波打つような外観が人気のガウディの作品です。世界遺産に認定されており、現在も４世帯が住んでいる賃貸物件となっています。家賃は驚愕の14万円。
詳細は以下の記事記載しています。
・カサバトリョ(Casa Batllo)
アントニオ・ガウディ作品群の1つとして世界遺産に認定されています。建物のテーマは「海」で内部は海底や海底洞窟が建築化されているのでまるで海の中にいるかのような錯覚を覚えます。所々で垣間見られる骨のデザインも魅力的です。
・カタルーニャ音楽堂(Palau de la Musica Orfeo Catala)
建築家モンタネールが作り上げた豪華な装飾と日の光を浴びて美しく輝くステンドグラスが魅力的な音楽堂。世界遺産に認定されており、内部見学ツアーもあります。
・サンパウ病院(Recinte Modernista de Sant Pau)
世界で最も美しい病院として世界遺産に認定されている建築家モンタネールの最大規模の作品です。ステンドガラスやモザイクタイルが見どころです。グエル公園まで目の前のバス停から出ているのでセットで観光もいいかもしれません。
・バルセロネータ(Barceloneta)
真夏には多くの観光客が日光浴に訪れるビーチ。地元民が食べに行くパエリアのお店が多数あるのでパエリア食べるならここで食べれば間違い無しです。
・モンジュイックの丘(Montjuïc)
1992年オリンピックのメイン会場です。カタルーニャ美術館やモンジュイック城が有名です。モンジュイックの丘にはいくつか観光スポットがありますが中でも「モンジュイック城」がおすすめです。丘の一番高い所に要塞として築かれているので海を背景にしたバルセロナの街並みが眺められます。
・カタルーニャ国立美術館(Museu Nacional d’Art de Catalunya)
約25万点のコレクションがあるバルセロナで最大規模の美術館です。バルセロナを一望できる高台に立つ国立美術館です。
早朝に行くと観光客も少ないのでゆっくり撮影できるのでおすすめです。日中や夕方はかなり混むので他の人が映り込む可能性が大です。
・カナレタスの泉(Font de Canaletes)
ランブラス通りにあるカナレタスの泉はイタリアのトレビの泉と似たような言い伝えがあります。ローマのトレビの泉は「コインを投げ入れると、またここに帰ってこれる」、カナレタスの泉は「この水を飲むとまたバルセロナに戻ってこれる」と伝えられています。衛生的に問題はないので願いを込めて飲んでみましょう。
・モンセラット(Montserrat)
バルセロナから約40キロ（カタルーニャ鉄道で約1時間）で行くことができます。のこぎり山とも呼ばれる独特の山肌が特徴で良くツアーに組み込まれる人気の観光スポットです。ガウディが創作のヒントを得た山と言われています。
修道院には「黒いマリア像」が納められており、マリア様が持つ玉に触れると願いが叶うと言われています。
詳細は以下の記事に記載しています。
バルセロナおすすめ食事箇所
バルセロナでは、一般的にランチを13:30~16:00、ディナーを21:00~24:00の間に食事を摂るのでこの時間帯は混みますので有名店に入りたい場合は予約することをおすすめします。
・Benvinguts a Can Majó(カン・マジョ)
バルセロネータにある老舗シーフードレストラン。おいしいパエリアを食べたいならここで決まりです。ビーチの雰囲気を楽しみながらお食事を楽しめます。
アクセス：Barceloneta駅から徒歩約15分
・MAUR(マウール)
カルソッツが有名なお店。カルソッツに使われているネギは11月～4月頃に食べられるネギの1種です。薪で丸焼きしたあと、焦げた皮をむいてロメスコソース（パプリカやナッツを混ぜて作るソース）に付けて味わいます。
アクセス：Sant Antoni駅から徒歩5分
公式HP：http://www.maur.es
バルセロナ現地ツアー
バルセロナの現地ツアーは数多く存在していますが今回は中でもおすすめの現地ツアーを紹介します。
スペインの観光はマドリード、バルセロナ、アンダルシアなど離れた場所に観光地が多数あるのでバルセロナを存分に楽しみたい場合は時間も限られる中で効率よく回らないといけません。
以下のツアーだと大型のバスを使いバルセロナの観光名所を1日で回ることができるのでおすすめです。他にも色々なツアーを出しているのでみてみてください。
ツアー名：世界遺産サグラダ・ファミリア(エレベーター付)＋グエル公園＋モンセラット＜専用車／昼食付き／日本語／バルセロナ＞
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FCバルセロナ
世界屈指のサッカーチーム、FC バルセロナの本拠地カンプ・ノウがバルセロナにあります。イニエスタやビジャなど元バルセロナの選手が日本でプレーしているので誰でも名前を知っているかと思います。
サッカーの試合だけではなく、ミュージアムなど観光要素も沢山あるので紹介します。
・FC バルセロナ ミュージアム
名門FCバルセロナの軌跡を体感できるミュージアムです。サッカーファンにはたまらないスパイクやトロフィーなどの展示物があります。試合やイベントの無い日はカンプ・ノウ スタジアム エクスペリエンスツアーを実施しているので選手のロッカールームやグラウンドを見学する事ができます。
・カンプノウ(Camp Nou)
収容人数98,000人というヨーロッパでも最大規模を誇るFCバルセロナ（バルサ）のホームスタジアム。試合のチケットは高額ですがバルセロナが試合をする際には観にいきましょう。
私が訪れた際はマドリードでレアル対アトレティコのマドリードダービーがあったのでマドリードまで行き観戦してきました。チケットは３万円程しましたがかなり良かったので別記事に記載します。
カンプノウの入場口。試合がなかったので中には入れませんでしたが近くまで行くだけで興奮しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
観光地が多すぎてどこ行くか迷ってしまう程、観光客を飽きさせない「バルセロナ」についてご紹介させていただきました。サグラダファミリアやグエル公園など芸術があふれ、パエリアやピンチョスなどの美食の街でもあるので楽しめる事間違え無しです。
スペインに関する記事は沢山出しているので観光の予定を立てる際は参考にしてください。
