スペインで最も有名なのが「サクラダファミリア」ですが、バルセロナにある総勢7つの世界遺産の建築はアントニ・ガウディが行いました。
この7つのうちの一つに「グエル公園」が含まれています。
グエル公園はグエル伯爵とガウディが1900年から1914年にかけて建造を行い、1984年に世界遺産に登録されました。
この二人は自然と芸術に囲まれて暮らす夢を込め、グエル公園を作り上げました。
ガウディの凄さや芸術性を感じるこの「グエル公園(Park Guell)」についてご紹介します。
目次
グエル公園行き方
グエル公園までは色々な行き方があるので、今回はバス利用と電車利用した場合の行き方をご紹介します。
・バスで行く
サンパウ病院前にバス停があるので「市バス92番」に乗車して向かいましょう。
約15-20分でグエル公園東口入り口に着きます。
・地下鉄+徒歩で行く
最寄りの駅から徒歩で行く方法が以下の2つとなります。
- 地下鉄Lesseps(レセップス)駅から徒歩20分
- 地下鉄Vallcarca(バルカルカ)駅から徒歩20分
グエル公園までは誘導看板もありわかりやすいです。行きは坂道を登ることになるので飲み物を持参した方がいいと思います。結構疲れると思います。
・地下鉄+バスで行く
地下鉄とバスを利用する場合はグエル公園へ行く方法が以下の3つとなります。
- 地下鉄Joanic(ジョアニック)駅からミニバス116番
- 地下鉄Lesseps(レセップス)駅から市バス24番
- 地下鉄Lesseps(レセップス)駅からミニバス116番
・無料シャトルバスで行く
2019年から地下鉄L4のAlfons X駅から「BUS GÜELL」というグエル公園直通の無料シャトルバスの運行がはじまりました。
チケットを事前購入した方限定なので事前購入しておけば無料シャトルバスに乗車できます。
グエル公園入場チケット予約方法
チケットの事前購入は以下の公式サイトよりお申し込みしましょう。
・チケット購入手順
(1)「入場チケット」、「ガイドツアー」、「団体」から希望の券種を選択
(2)枚数を選択したら「Next」を選択
赤枠内の①〜④にご希望の枚数を選択しましょう。
(3)日程を選択
(4)希望の入場時間を選び、「Next」を選択
入場時間が30分単位で設定されています。
青枠の内容は以下となります。
- グエル公園の有料ゾーンに入ることができるチケットは入場開始から30分間有効です
- ガイド付きツアー含め入場開始予定時刻の数分前には集合場所に来てください
- 有料ゾーンの規制スケジュールは日照時間により年間を通して変動します
(5)購入者情報を入力し、「Pay」を選択
(6)クレジットカード情報を入力し、「PAY NOW」を選択
登録したメールアドレス宛にPDFで電子チケットが届きますので当日受付時に画面を見せて入場してください。
グエル公園観光スポット
グエル公園は有料ゾーンと無料ゾーンに分かれています。有料ゾーンに入るためにはチケットの購入が必要となりますので事前に申し込みもしくは当日受付窓口にて購入しましょう。
チケット料金
大人(事前予約) | 7ユーロ |
大人(当日券) | 8ユーロ |
シニア ※65歳以上、子供(7〜12歳)(事前予約) | 4.90ユーロ |
シニア ※65歳以上、子供(7〜12歳)(当日券) | 5.60ユーロ |
子供(6歳まで) | 無料 |
【有料観光スポット一覧】
- ドラゴンの階段
- お菓子の家
- 市場と貯水槽
- ギリシャ広場と波打つベンチ
- 洗濯女の回廊
やはり主要の観光スポットはすべて有料となっているのでチケットを購入することをおすすめします。
①ドラゴンの階段 (The Dragon Stairway)
グエル公園の泉の守り主で、バルセロナのシンボルとなっています。意外と大きく全長2.4メートルあります。定番の撮影スポットです。
②お菓子の家(House of candy)
ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家をイメージして建てられた建物です。中にはお土産ショップがあります。
③ギリシャ劇場(The Greek Theatre)
バルセロナの街が一望できるのでここから見る夕日は最高に綺麗です。波打つベンチは長さが世界一のベンチとしてギネスに認定されています。
雨水を効率よく利用するため、広場は工夫された作りになっており、柱下の地下にある貯水槽へ雨水を送ることができます。機能性抜群ですね。
夕方ごろに行くと綺麗な夕焼けを望めます。無料開放時間でも見ることができます。
④多柱室(The Hypostyle Room)
市場にする目的で作られました。柱は全部で86本あり、屋根を支えています。円柱の下には、貯水槽が設けられていて、上の階にある大広場の雨水を貯める仕組みになっています。
天井には春夏秋冬の四季を表現した4つの円形タイルがあります。波打つベンチと同じくジュゼップ・マリア・ジュジョール氏による作品です。
⑤洗濯女の回廊(The Laundry Room Portico)
傾斜地のある公園に道路を通すために建設された擁壁(ようへき)です。
支柱の一つに洗濯女の像があるため、この呼名になりました。
上の写真で一番手前の柱だけ違うデザインで洗濯女になっているのでお見逃しなく。
⑥世界のへそ(Navel of the world)
古代ギリシャ神話の「世界のヘソ」と呼ばれる聖地を象徴した石です。トカゲの後ろにあります。
⑦ガウディ博物館(Casa Museu Gaudi)
ガウディの友人であるフランセスク・バランゲールが設計。ガウディがデザインしたオリジナルの椅子が唯一の見所なので時間に余裕がない場合は行かなくてもいいと思います。
⑧石造りのヤシの木(Stone palm tree)
公園内の道路建設の為に作られた擁壁になります。南国に来た気分になります。
⑨高架橋(Viaduct)
高架橋の上は散歩道、下は回廊になっています。石造りのヤシの木をモチーフにしたプランターが並び、バルセロナの街や園内を一望できます。
・所要時間
およそ東京ディズニーランドの3分の1ほどの大きさなのでかなり広く、観光するスポットが沢山あるので最低1時間は確保することをおすすめします。
【裏技】無料で観光
主要な観光スポットを見るにはチケットを購入する必要があると記載しましたが、実は有料ゾーンも無料で入ることができる方法があります。
営業時間外に入場すれば無料で観光することができます。おすすめは開園の前に入場して観光することです。
営業時間は季節により変更するのでしっかり確認しましょう。
営業時間
【時期】 | 【時間帯】 |
1月1日〜3月25日 10月29日〜12月31日 | 08時30分〜18時30分 |
5月1日〜8月27日 | 08時00分〜21時30分 |
8月28日〜10月28日 | 08時00分〜20時30分 |
現地ツアー
グエル公園はサグラダファミリアなどとセットでツアーになっていることが多く、バルセロナの主要な観光スポットを効率良く回りたい方やチケットの予約が面倒な方は現地ツアーに申し込むことをおすすめします。
ツアーにはガイドもつくのでそれぞれの観光スポットについて理解を深めながら回ることができます。
ベルトラ社が出している「世界遺産サグラダ・ファミリア(エレベーター付)+グエル公園+モンセラット」のツアーがおすすめです。
こちらのツアーは個人では行きづらい「モンセラット」+チケットの予約が必要な「サグラダファミリア」がセットになっているのでおすすめです。
ツアーの種類が豊富なのでみてみてください。
グエル公園のモザイクタイル
グエル公園で多く目にするモザイクタイルですが、カタルーニャ語で「切り刻まれた」を意味する「Trencadis」というモザイクの技法を使っています。
タイルは、工場で出た廃材や壊れた陶器の破片を使用しています。丸みを帯びた形状にすることによりバルセロナの強い太陽光を拡散させるように設計されているのでデザインだけではなく考えられた芸術になっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まるで童話のようなメルヘンな世界観を味わうことができる「グエル公園」についてご紹介させていただきましたがバルセロナ観光の定番スポットなので訪れて映える写真を撮りにいきましょう。朝一のグエル公園は比較的空いており、ゆっくり写真をとることができるのでおすすめです。
バルセロナ観光情報につきましては以下の記事をご確認ください↓↓↓