サピ島は、トゥンク・アブドゥル・ラーマン(TAR)国立公園に制定されている5つの島のひとつです。
サピ島はコタキナバル市街からわずか20分で行くことができる離島で気軽に訪れることができる観光スポットです。離島に行くことで透明度がかなり上がり、サンゴや魚なども沢山見ることができます。コタキナバル沿岸のビーチでは物足りないという方向けにおすすめです。陸地では、オオトカゲを見ることができます。そんな大自然に囲まれたビーチがある「サピ島(Sapi Island)」についてご紹介します。
目次
サピ島の観光シーズン
ボルネオ島は熱帯モンスーン気候に属しており、乾季と雨季の2つの季節があります。年間を通して平均気温は約27度と1年を通して雨が多い高温多湿な気候となります。
雨が降ると海中の砂が舞い少し濁ってしまいますがかなり透明度が高いビーチです。乾季と雨季のどちらの季節でも雨が降るのでそこまで大差はありませんが比較的雨の少ない5月~8月がベストシーズンです。
乾季 | 4月~9月 |
雨季 | 10月~3月 |
ベストシーズン | 5月~8月 |
サピ島への行き方
コタキナバル市街からわずか20分で行くことができ、以下の方法で行くことができます。
- ジュセルトンポイントから行く方法(個人で行く場合)
- ステラハーバーリゾートから行く方法(個人で行く場合)
- 旅行会社のツアーに申し込んで行く方法
ジュッセルトンポイントから行く方法
「ジュッセルトンポイント(Jesselton Point)」という船着場からサピ島までフェリーが出ています。9社の船会社が運航しており、基本的に料金は同じですが会社により料金が異なる場合もあるので良く確認しましょう。人数が集まり次第の出発となります。
行きと帰りのフェリーは同じ会社のフェリーになるので写真撮ったりして覚えといてください。また運行時間に関しては会社や日によって変わる場合もあるのでチケットカウンターにてよく確認しましょう。
カウンターにてチケットを買うとこのチケットをもらえますので乗車前にスタッフに見せましょう。帰りも使うので無くさないように注意が必要です。
場所 | 運行時間 |
ジュッセルトンポイント発 | 08:30〜17:00 |
サピ島発 | 08:30〜17:00 |
運行時間:08:30〜16:15
料金:大人1人約20リンギット(往復)
ステラハーバーリゾートから行く方法
「ステラハーバーリゾート(Sutera Harbour Resort)」の敷地内にある船着き場から船が出ています。料金はジュッセルトンポイントの船より高めですが出航時間になれば時間通り運航されます。
チケットはホテル内にあるSeaQuest(シークエスト)にて購入することができます。
場所 | 運行時間 |
ステラハーバーリゾート発 | 08:30〜15:30 ※1時間1本 |
サピ島発 | 10:00〜17:00 ※1時間1本 |
料金:大人1人約65リンギット(往復)
旅行会社のツアーに参加して行く方法
旅行会社のツアーの申し込めば泊まっているホテルまで送迎バスが付き、船のチケットなどの予約が不要になります。
また、日本語ガイドが付くツアーの場合、料金は250RMほどになりますが、言葉の心配がなく安心です。また料金には昼食、シュノーケリングレンタル代などが含まれているので現地で手配する手間などもありません。
サピ島観光ポイント
①透明度の高い美しい海
コバルトブルーの透明度の高い海と白い砂のビーチが綺麗で毎年多くの観光客が訪れています。海の深さの違いによりできる海のグラデーションも見所です。
地面までスケスケです。ここまで透明だと泳いでいる魚をよく観察できます。
②鮮やかな珊瑚と熱帯魚
シュノーケリングをすれば沢山の魚と珊瑚を観察することができます。まるで水族館にいるかのような体験をすることができます。
③サピ島名物「オオトカゲ」
体長1.5~2メートル島のオオトカゲが島には住んでおり、人間に慣れているので良く観察することができます。このオオトカゲはお昼頃になると匂いにつられて山から降りてきます。
④ビーチでのBBQ
新鮮な海の幸をBBQした料理が沢山並んでいて食べ放題です。南国のフルーツも食べ放題です。綺麗な海を眺めながら食べるBBQは最高です。
トゥンク・アブドゥル・ラーマン国立海洋公園
トゥンク・アブドゥル・ラーマン国立海洋公園とはコタ・キナバルの沖合にある5つの島々の総称です。サピ島、ガヤ島、マヌカン島、マムティック島、スルグ島の5つの島で構成されています。
サピ島以外の4つの島をご紹介します。
・マヌカン島(Pulau Manukan)
ビーチアクティビティが豊富です。サピ島よりビーチが広くゆったりしています。海の透明度が高いのでシュノーケリングやダイビングがおすすめです。
・マムティック島(Pulau Mamutik)
5つの島の中でも本島に近く、一番小さな島なので他の島と比べて観光客が少ないため、ゆったりとした時間を過ごせます。島内には20分くらいで周れるジャングルトレッキングコースがあるので熱帯雨林を見ながら散歩もできます。
・スルッグ島(Pulau Sulug)
トイレなど何もない無人島なので人の手が加わっていない自然の姿を楽しみたい方におすすめの島です。観光客はあまり立ち寄らない島なのでゆっくり過ごすことができます。
・ガヤ島(Pulau Gaya)
5つの島の中でも一番大きな島で水上コテージなど高級リゾートもあります。トレッキングコーズもあり、熱帯雨林を鑑賞できます。この島でしか見られない固有の植物や野生動物も数多く生息しています。
アイランドホッピング
アイランドホッピングとは複数の島を巡る旅のことです。サピ島の他に4つの島がありますがかなり近い距離にあるのでフェリーで点々と回ることができます。
全部で5つの島がありますが「サピ島」と「マヌカン島」を巡るコースが人気のコースとなっています。島によって持つ特徴が違うので全て回っても楽しめると思います。アイランドホッピングできる観光地も少ないので貴重な経験になること間違いなしです。
サピ島でできるアクティビティ
サピ島はビーチアクティビティが豊富で、シュノーケリングのレンタルのほか、パラセイリング、バナナボート、シーウォーキングなどのアクティビティもあります。今回は中でもおすすめなアクティビティをご紹介します。
・シュノーケリング(Snorkeling)
透明度が高い海なのでシュノーケリングは外せません。美しいサンゴ礁の海で多くの熱帯魚を見ることができます。現地でライフジャケットなど一式をレンタルすることもできます。
・コーラルフライヤー(Coral fryer)
人気No.1のアクティビティです。ガヤ島とサピ島を結ぶジップラインで、海の上を250mの距離を時速60kmで滑るアクティビティで海の上を空中散歩することができます。
料金は少々高めですが、これは体験した方が良いです。
料金は1人68リンギット(約2000円)です。
サピ島現地ツアー
私は個人で手配していきましたが、ツアーに申し込むと現地でBBQを楽しめるので時間に余裕がある方はツアーへの参加もおすすめです。
またツアー申し込み者の特権でビーチ付近の日陰のテーブルを利用できます。ランチ用に旅行会社が予約で押さえているため、個人で行くと利用できないこともあります。
多くの旅行会社のスケジュールは以下となります。
08:00 ホテル発
09:00 ジュセルトンポイントからガヤ島へ
10:30 サピ島へ
12:00 BBQランチ
14:00 サピ島発
15:00 ホテル着
他にも島の組み合わせが違うツアーもあるので詳細は以下のサイトよりご確認ください。
゜:*★マレーシアのオプショナルツアー予約VELTRA★*:°サピ島宿泊
サピ島には宿泊施設がないので島で一泊したい場合はテントを張りキャンプになります。一泊5リンギット(約150円)と格安です。
夜6時ごろになると、残飯を求めてオオトカゲやイノシシが降りてくるので注意が必要です。
サピ島ロッカー・シャワー
サピ島には船が着いてすぐのところに有料でコインロッカーの貸し出しを行っています。また、無料でシャワーを浴びることができるので、帰りのボートの時間にちょっと余裕を持って、シャワーを浴びて帰ることが可能です。
シャワーでは外国の方はシャンプーを持参して使っていたので持参すると良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
透明度抜群の美しい海のある「サピ島」についてご紹介しましたが、海だけではなくアクティビティも豊富なので1日いても飽きません。コーラスフライヤーは動画撮るとかなり映える映像が撮れるのでおすすめです。島と島を渡ることができるのは中々ないと思いますので訪れた際は体験してみてはいかがでしょうか。
ボルネオ島の観光情報は以下の記事に記載しています。