いつも工事しているスペインの有名スポットは?と聞くと誰もが答えられるスペインの人気観光地「サグラダファミリア(Sagrada Familia)」について今回は記事を書きます。
サグラダファミリアは天才建築家アントニ・ガウディ未完作品のキリスト教の聖堂です。
思うように建設が進まないことにより、着工からすでに長い年月が経ち、完成までには300年以上を要すると言われていますが●●●が登場したことにより工期が大幅に短縮されて、2026年に完成予定となっています。
●●●については後ほど記述させていただいます。
目次
サグラダファミリアへの行き方
・徒歩で行く場合
サグラダファミリアはバルセロナの中心地に位置しているので市内からは歩いて行くことができます。
L2線とL5線が走る「Sagrada Família(サグラダファミリア駅)」で降りて徒歩1分ほどで着きます。
以下の路線図をご確認ください。
・空港から行く場合
エル・プラット空港から行く場合はターミナル1からシャトルバスで「カタルーニャ広場」まで行き、地下鉄でサグラダファミリアまで行きます。
空港から出ているバスは5分~10分おきに出ているのでとても便利です。
【行き方順序】
①エルプラット空港からアエロバスに乗車
↓
②終点のカタルーニャ広場で下車
↓
③「Placa Catalunya(プラサ・カタルーニャ)駅」からメトロL6に乗車
↓
④「Passeig de Gracia(パセッジ・ド・グラシア)駅」でメトロL2に乗り換え
↓
⑤「sagrada familia(サグラダ・ファミリア)駅」で下車
サグラダファミリア入場予約方法
サグラダ・ファミリアの見どころのひとつである「生誕の門」から入場することができるのは、事前予約をした人のみの特権になります。
入場予約方法については別記事をご確認ください。
・チケット料金と種類
Sagurada Fmilia Basic Ticket (聖堂見学のみ) | 17€ |
Sagurada Fmilia (聖堂見学+オーディオガイド) | 25€ |
Sagrada Familia with Towers (聖堂見学+オーディオガイド+塔) | 32€ |
Sagurada Fmilia and Gaudi House (聖堂見学+オーディオガイド+ガウディ博物館) | 27€ |
Sagurada Fmilia Gaided Tour (聖堂見学・ガイドツアー) | 26€ |
Gaudi House Museum (グエル公園内のガウディ博物館チケット) | 5.5€ |
サグラダファミリア観光スポット
①生誕の門(the Nativity facade)
ガウディ生前にほぼ完成の形となった唯一のファサードです。33体の彫刻が置かれており、イエス=キリストにまつわる出来事が表現されています。
日本人で唯一「外尾悦郎氏」が彫刻に携わっています。
海と山に囲まれたバルセロナを表す海ガメと陸ガメの彫刻が施された門の柱にも注目です。
②受難の門(the Passion facade)
キリストの死から復活までの物語が描かれ、十字架にかけられた苦しみや悲しみを表現しています。当日券の方はここからのみ入場可能です。
ガウディ没後に彫刻家ジュセップ・マリア・スピラクスが12の彫刻群を手がけ、最後の晩餐からキリストの墓までを表現しています。
③栄光の門(Gate of glory)
聖堂の正面入り口の栄光の門があります。まだ建設中ですが完成したら一番豪華なファザードになる予定です。門をよく見ると日本語でも「われらの父」と書かれています。(画像左上)
④福音の扉(Gospel door)
受難の門の中央にあります。イエス=キリストの生涯最後の2日間について表現されています。彫られている文字は新約聖書から8,000字を抜粋し刻まれており、重要な部分が金文字で装飾されています。
⑤神秘の森(Mysterious forest)
木漏れ日が差し込む森をイメージして設計されています。ガウディ考案の採光器が殉教のシンボルでもあるシュロの木を模した高い天井に埋め込まれています。
⑥魔法陣(Magic Circle)
受難の門には古来イスラム文化やユダヤのカバラに伝えられる魔方陣があります。16個の数字が並ぶ魔法陣は、縦横斜め4つの数字を合計すると、33になります。
33という数字はイエス=キリストが亡くなった年齢です。
⑦鐘塔(Bell tower)
「生誕のファザード」もしくは「受難のファザード」からエレベーターに乗って登ることができます。塔からはバルセロナ市街を一望できます。下りの螺旋階段も見どころの一つです。
⑧地下聖堂(Underground catedral)
ガウディのお墓があり、世界遺産に認定されています。今回はミサ中で入ることができなかったので上から見た様子の写真を載せます。
⑨ステンドグラス(Stained grass)
サグラダファミリアの美しい内部はステンドグラスからの光が演出しています。
ガウディは、建物の中の光の入り方にこだわる建築家でした。太陽が昇る東側を青、太陽が沈む西側を赤にして、聖堂内部の床や柱を照らすことで、とても神秘的な空間を造り上げています。
・サグラダファミリア観光所要時間
雰囲気だけ楽しみたい方は1時間半、オーディオガイドを付けてじっくり楽しみたい方は最低でも3時間を見ておくと良いと思います。
予想よりも遥かに感動を与えてくれる観光スポットなのでオーディオガイドをつけて理解しながら観光することをおすすめします。
サグラダファミリア完成予定
完成までには300年以上を要すると言われていたいましたが「3Dプリンタ」の登場により工期が大幅に短縮されました。現状、2026年完成予定と言われています。写真は完成後の模型です。
映画「創造と神秘のサグラダ・ファミリア」
「サグラダファミリア」は、いかにして2026年完成予定となったのかが描かれた映画です。スタッフしか入れない内部の映像と建築関係者らのインタビューも収録されているのでサグラダファミリアについて理解をより深めたい方やこれから観光される方におすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ガウディの最高傑作「サグラダファミリア 」についてご紹介させていただきましたが、彫刻やステンドガラスから入る光など細部まで拘った芸術を見たら誰もが感動すると思います。
2026年に完成予定なのでもしかしたら未完の「サグラダファミリア」を見ることができるのは今しかないかもしれません。今だからこそ見ることができるサグラダファミリアの姿を目に焼き付けましょう。
バルセロナ観光情報については以下の記事をご確認ください↓↓↓